今回は作業で使用しているケミカルのお話です。
車の整備作業を行っていると、やはり年式が経つにつれて部品の劣化や錆は避けられないところ。
そんな部品を取り扱うには慎重に作業に挑みたい。
錆が出て固着して緩まなくなったボルトやナット。こんなときはみなさんよく使用するケミカルといえば、浸透潤滑剤。有名なのはKURE556などでしょうか。
一般的なホームセンターでよく見かけ、一般の方でもお求めやすいです。
キーシリンダー内に錆が発生した場合などに使用するのはいいかと思います。
さて、整備の話に戻ります。整備では「どうしてもここでミスをしてはいけない」ときがあります。
もちろん、どんなときもミスはしないに越したことはないですがw
「このボルト、ナットは絶対折ってはいけない」という場面が整備をやっていると何度もでてきます。
作業スペースが広くて、簡単に折れたボルトを交換できるなら、折ってもまぁ、なんとかなります。
しかし、エンジン内の狭いスペースでの作業だったり、お客さんの社外品のマフラーだったりetc・・・・
僕が良く使っているケミカルメーカーはDJ(ドライブジョイ)です。
オイルフィルターだったり、シールパッキンだったり添加剤だったりいろいろなケミカルがあります。

こちらの「ハイルーセン EVO」です!
DJでは通常の浸透潤滑材「ハイルーセン」も取り扱っています。
多少の錆、劣化などの部品には作業性向上の為に「ハイルーセン」を使用しています。
しかし、先にも述べたように、どうしても折れない、ミスをここではできないというときに大活躍します。
高性能の泡を形成し、塗布後に泡状態を維持し、垂直面での作業液だれを行わないので、作業がしやすく、潤滑剤の使用量を軽減できます。
何度も「これはいよいよヤバイな(;^ω^)」ってときに助けていただきました!
僕の他の使い方としては、自動車のパワーウインドに取り付けてある、「ガラスランラバー」に使用しています。

こちらは、取り外したガラスランラバーです。
パワーウインドの上下が遅い、途中で止まりそうになるなどの場合は一旦取り外して点検しています。
ガラスランラバーは取り外すのは簡単です。ガラスを下げて、ガラスランラバーを引っ張り上げて抜くだけです。
ほとんどの場合は長い間に蓄積した砂や泥汚れですので、清掃するだけで性能は戻るかと思います。
ここからが難しいところなのですが、このガラスランラバーをもとにもどすときです。
一番安定した戻し方はガラスを外し、レールにランラバーを取り付けてガラスを取り付けて・・・ですが、正直めんどくさい(;^ω^)
ここで「ハイルーセン EVO」を使います。
ランラバーの取り付け側(レールに接地する側)ラバー内側(ガラスを包んでいる側)にハイルーセンEVOを塗布します・

ガラスランラバーのガラスが通る内側。
この溝をしっかり清掃して、ハイルーセンEVOを塗布することで、パワーウインドは元の摺動性を取り戻します!
そして、ゆっくり元の位置に差し込んでいきます。これがハイルーセンEVOの素晴らしい潤滑性により、スルスルと入って行くわけです。
ハイルーセンEVOで作業の時短も可能です!
よかったら、試してみてください!