今回はコンフォートのベーパーライザー交換を行いました。
このコンフォートはタクシーで、燃料にLPガスを使用しています。
入庫理由はよくあるエンスト。
素人の僕はEGRを清掃したり、コントロールバルブ外してキャブ内にキャブクリーナーをぶっこんだりしました。
この作業も効果は得られると思います。その後、O2センサーチェッカーでアイドル燃料調整を行います。

このテスターをエンジンルーム内のダイアグコネクターに刺して電圧を測定します。
電圧を2.5Vに調整していきます。
(エンジン暖気後、エアコンなどの電装はすべてOFF)
暖気後の測定値では5Vの数値でした。燃料は薄い様子。(0Vの場合は燃料は濃い)
ベーパーライザーのアジャストスクリューで調整を行います。

左の画像はベーパーライザーです。
雑に〇印をつけたアジャストスクリューで調整します。(燃料が薄いので左回転)
ベーパーライザーは、液化したLPガスを気化し、キャブレターに送る装置です。
アジャストスクリューをひたすら回します。回します・・・・あれ?
電圧が5Vの状態から全く変化しません。

どーやら、ベーパーライザーのフィルターが詰まっているようです。
雑に赤で〇を付けた部分にフィルターが入っていますので、取り外して交換します。

取り外したフィルターです。
取付時はフィルターの向きを間違えないように。(穴が開いているほうが蓋側)
交換後は改めて電圧調整です。アジャストスクリューの調整で、正確に電圧調整できるようになりました。
ちなみに電圧が0Vのままで、数値に変化がない場合は、ベーパーライザーをオーバーホールです。ベーパーライザー内部の薄いダイヤフラムが破れている状態。

ベーパーライザー内のダイヤフラム。
このダイヤフラムによく見なければ気づかない小さな破れが発生します。
最後にエア漏れ等ないか確認の為に、石鹸水等で漏れ確認を行います。
LPガス車もの整備経験は浅いですが、これからも知識の吸収に努めていきたいと思います。
以上です!